3/24 Blues Alley Report

恒例のBlues Alley Live。森川さんは歌う、歌う、とにかく歌う。まぁ、よくもあのようなセットメニューを1日に2回も歌えるものだと感心しました。当初16曲を予定していて、ちょっと多すぎるかな・・・と思っていたところ、ライブ2日まえに、森川さんからメンバー全員に連絡(というか司令)があり、さらに1曲が追加され、結果として17曲のセットメニューになりました。メンバーはいつも快く対応してくれます。野﨑さんからのメールの返信には「美穂さん、歌う、歌う、歌う(笑)」と書かれていました。

17歳でデビューして歌い続けてきた森川さんには、とても魅力的な作品が数多くあります。しかし歌いつづけてきたからこそ、今、そしてこれからの森川美穂が歌いたい歌はどんな作品か?と考えはじめた時期がありました。その回答を模索しながらはじめたのが、このカヴァーライブシリーズでした。歌謡曲が大好きだったという素直な気持ちを見つめ直し、選曲し、カヴァー曲を歌いはじめたのは2013~14年頃からでしょうか。

2016年「Life is Beautiful」というミニアルバムは、そんな「森川美穂の歌謡曲ってどんなのだろう?」という気持ちの延長から生まれた作品でした。80年代のサウンドイメージをのこしつつ、ここから変化がはじまるという「予感」がそこにはありました。

2017年「ベストセレクションBe Free」では、ファンのみなさまからリクエストをもとに選曲した楽曲を、今の森川美穂の歌声をとどけたいとレコーディングされました。これまで支えてくださったファンのみなさまへの「感謝の気持ち」を込め、そしてこれからの森川美穂の歌の世界を提示したいと新曲が1曲だけ収録されました。前作で感じ始めた「予感」は、「ビニールの傘」という作品になりました。

2018年 「ビニールの傘」という一つの作品は、明確な方向性をもち、森川美穂のあたらしい世界となった「female」というアルバムへと拡がっていきました。

作品の変化とともに、ライブも変化していきました。今年1月に、Piano野﨑洋一さん、Bass河野充生さん、2人のミュージシャンで「female」のリリースライブを大阪、名古屋と行いました。サウンドをそぎ落とすことで一味違う森川ワールドが生まれる・・・そんな感覚が森川さんにも、メンバーにも生まれました。「female」のしっとりとした作品の中に秘められた「情熱」はとどまることはなく、Miho Morikawa Quartet の構想へと変化していきました。

今回のBlues Alleyでのライブでも、サウンドをそぎ落とすことでミュージシャンたちのプレーは自由度が増し、互いに呼応しながら歌とともに羽ばたくという、とても自由な音楽空間が生まれました。カヴァーライブからはじまった森川さんの歌の世界を探す旅は、作品を発表し、ライブをつづけることで、一歩づつ確実に目的地へと向かっているようです。

歌への情熱は台風のようにバンドメンバーをまきこみながら熱風となり、ライブを見に来ていただいた方々の心へ流れ込みます。5/5のバースデーパーティー&ライブは京都XLV、そして6/29 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREとライブがつづきます。進化しつづける森川美穂の歌を、ぜひ体感しにきてください。


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