瀬尾さんと森川さん 34年ぶりの再会

瀬尾さんアレンジ作品は、森川さんのデビュー曲から、3rd Album「Nude Voice」までです。このアルバムは、1987年11月にリリースされていますので、森川さんと瀬尾さんが会ったのは、この時以来ですから、34年ぶりとなります。

30年以上の時を越え、またこうしてご一緒できることを、森川さんも、噛み締めるように瀬尾さんと、ずっと話をしていました。

音楽と契約した男 瀬尾一三 という本が昨年出版されました。
ここに、瀬尾さんの編曲した楽曲リストが2,800曲掲載されています。

当時から私は瀬尾さんのことを「仙人」のような人だと感じていました。
しかし、なぜ、そう感じるのか?
当時、私の中には、その答となる言葉は見つけられませんでした。

しかし、今回、森川さんと瀬尾さんの会話の中に、
その答えが垣間見えた、そんな瞬間がありました。

誰しも経験していることだと思いますが、一つのことをやり続けるということは
とても大変なことです。自分だけで、決めればいいというわけでもありません。自分自身ではそう思っても、やり続けることが出来ないこともあります。

しかし、前提条件として、やりぬく「覚悟」というものを持っていなければ続けることは出来ません。

「覚悟」とは、やりたい事を、たくさんやることではありません。瀬尾さんの本の楽曲リストには、2,800曲が書かれていますが、これだけの仕事をするためには、そのほかの全てを捨てる「覚悟」がないと、出来ることではありません。

やりたい事を、成就させるために、その他のことにはいっさい目を向けない
この「覚悟」を持った生き方が、浮世離れ、仙人、といったムードを醸し出していたのではなかと、ふと、そんなことを思いました。

森川美穂は「歌う」
森川美穂には「覚悟」があります。
この「覚悟」が歌手としての魅力を大きくしているのだろうと思います。

松井五郎さんのコトバ、
コモリタミノルさんのメロディー、
瀬尾一三さんが作り上げるサウンドのステージ
瀬尾さんのサウンドステージに身を委ね、歌いあげる森川美穂

この全員の「覚悟」が凝縮し
「いつかは昔のことになる」
という作品になったのだと、二人の話を聞いて、
ストンと腑に落ちました。

「声かけてくれれば、いつでもやるよ。」
瀬尾さんは、森川さんにこう言って去っていきました。

森川さんは?

「わー、すごいー! 聞きました? ねーねー、今の録音しました?」
はしゃぎながら、瀬尾さんを送り出しました。

この二人のタッグを見れる、、、聴ける日が、また来るかもしれません。

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