10月12日(金)にこのコンサートは開催されました。当初このライブに森川美穂の名前はありませんでした。
チケットは発売わずか5分で完売したそうです。松井五郎さんの作詞作品だけを歌うシリーズとして、はじまったこのライブは、今回で10回目の開催となりました。記念すべき10回目の出演は、メインとしてChageさん、そして根本要さん(Stardust Revue)でした。松井五郎、チャゲ&飛鳥、根本要、この3組は、それぞれのバンドでヤマハのポプコンに出場していた同年代であります。
ドキュメント「female」のChapter 01のタイトルは「なぜ、森川美穂だったのか?」となっていましたが、この流れが、森川美穂をこのステージに導いてくれました。
松井五郎さんが作詞、そしてChageさんが作曲という作品は、1981年からスタートしている。そしてChageさん作曲の1981年の作品が、松井五郎さんの作詞家のスタートでした。二人で作った曲は、これまでに43曲もあります。そして、43曲目の最新作品が森川美穂の最新アルバム「female」に収められている「鞄と時計」ということになります。
レコーディングを終えて、このライブのチケットも発売され、5分でチケットはなくなり、「すごいですねー、なぜ、JZ でやるんですか?もっと広い会場でやればいいのに」・・・そんな話を松井さんとしているときに「この日、美穂ちゃんスケジュールどうなってます?」となりました。
そんな、流れで、松井五郎作詞、Chage作曲の「鞄と時計」を1曲だけ歌わせていただくことになりました。そして、ライブ1週間前に「ふたりの愛ランド」も歌って・・・となって、2曲参加させていただくことになりました。
松井五郎さん、Chageさん、根本要さん、はかつて全員がポプコンのステージにたっていた。Chageさんも、根本要さんもポプコンからここまでのステージ数はかなり多い。歌い続け、走り続けているアーティストたちを見ながら、松井五郎さんのステージは、作詞をすることだった。
Chageさん、Stardust Revueのステージ数は、どれほどなのだろう? 仮に40年、年間75公演を続ければ3,000ステージになる。松井五郎さんは3,000ステージを超えた。続けることの凄さ、強さ、情熱を感じる。
歌い続けることのすばらしさ、作品を生みつづけることのすばらしさに触れ、森川美穂もまた、歌い続けるという決意を新たにした、そんな夜でした。